「ネットワーク」カテゴリーアーカイブ

ファイルの更新日時を強制変更

確認:2019年9月 対象:Windows10

更新日時を強制変更したいときの対処法。

①Windows PowerShellを起動

②以下のコマンドを実行
Set-ItemProperty “C:\Data\test.txt” -Name LastWriteTime -Value “2019/01/01 00:00:00”

”で囲まれた部分は
変更したいファイルのパス
指定したい更新日時
を入力

Windows10 識別されていないネットワークと表示されネットワークに接続できない

確認:2019年3月

Windows10で識別されていないネットワークと表示されて、通常使用しているネットワークに突然接続できなくなった。
その際の対応をメモ。

<試した対処法>

LANケーブルや通信機器の確認
→ 問題なし

IPアドレス等の設定確認
→ 問題なし

デバイスマネージャーでネットワークアダプターの確認
→ 問題なし

裏でWindows Update が動作していたので、詳細設定→更新の一時停止と設定してPC再起動
→ 効果なし

該当ネットワークアダプターを右クリック→診断
→ 解決せず

ネットワークのトラブルシューティング実行
→ 解決せず

該当ネットワークアダプターをいったん無効にして有効に戻す
→ 効果なし

 

<解決した対処法>

Windowsの完全シャットダウン

スタートボタンクリック

電源クリック

shift を押しながらシャットダウンクリック

念のため電源ケーブルを抜いて数分放置

その後 PC起動で、通常通りネットワークへ接続できました。

パソコンのIPアドレスなどTCP/IPのパラメータを簡単に変更する方法

対象:Windows10 確認:2018年11月

ネットワーク設定作業に使用するパソコンで、環境に合わせて頻繁にIPアドレス等のTCP/IPのパラメータの変更が必要な場合、

設定

ネットワークとインタネット

アダプターのオプションを変更する

イーサネット

インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)

と進み必要なパラメーターを入力とかなり手順が多く、これを簡略化した対処法。

netfishコマンドでパラメーターの設定が可能なので、これを記載したbatファイルを実行することで対応。

デスクトップに
dhcpにする場合の「dhcp.bat」
固定IP指定の場合の「ip.bat」
を準備。

dhcp.batの内容
netsh interface ipv4 set address “イーサネット” dhcp
netsh interface ipv4 set dns “イーサネット” dhcp

※”イーサネット”はアダプターの名称によって変更

ip.batの内容
netsh interface ipv4 set address “イーサネット” static 192.168.11.1 255.255.255.0 192.168.11.254
netsh interface ipv4 set dns “イーサネット” static 192.168.11.254 primary
※static以降は接続するネットワークに合わせた値で
1行目:IPアドレス サブネットマスク デフォルトGW
2行目:プライマリーDNS

dhcpにしたい場合はdhcp.batを右クリック

管理者として実行

IP指定の場合はip.batを右クリック

編集と進みパラメーターを書換え保存

右クリック

管理者として実行

2つのVPNネットワークで共有されたファイルサーバーのルーティング設定

確認:2018年11月 対象:Windows

VPN環境を持った2つのネットワークにNIC2枚挿しでファイルサーバー を設置して共有した場合、一方のVPN拠点からファイルサーバーに アクセスできない事象が発生。その時の対応をメモ。

■ネットワーク1
センター
ネットワークアドレス:192.168.11.0/24
GWルーター:192.168.11.254
VPNルーター:192.168.11.253
※GWルーターに拠点向けのルーティング情報追加

拠点
ネットワークアドレス:192.168.12.0/24

■ネットワーク2
センター
ネットワークアドレス:192.168.21.0/24
GWルーター:192.168.21.254
VPNルーター:192.168.21.253
※GWルーターに拠点向けのルーティング情報追加

拠点
ネットワークアドレス:192.168.22.0/24

■ファイルサーバー
NIC1
IPアドレス:192.168.11.*
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトGW:192.168.11.254

NIC2
IPアドレス:192.168.21.*
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトGW:指定不可

■状況
以上の環境では、ネットワーク1のセンターと拠点、ネットワーク2のセンターのネットワークからファイルサーバーにアクセス可能であるが、ネットワーク2の拠点からはファイルサーバーにアクセス不可となる。

■原因
拠点へはGWルーターのルーティング情報を参照してVPNルーターを介して接続となる。ネットワーク2側の拠点192.168.22.0/24からのアクセスに対してはデフォルトGWがネットワーク1側のGWルーターに設定されているため、ネットワーク2側のルーティング情報を参照できず、ネットワーク1側へ探しに行ってしまう状況となり、接続ができない。

■対処法
ファイルサーバーにrouteコマンドでネットワーク2側のルーティング情報を設定

①コマンドプロンプトを起動

②以下のコマンドを実行
route -p add 192.168.22.0 mask 255.255.255.0 192.168.21.253

※192.168.22.0/24へのアクセスは192.168.21.253のgatewayへルーティング

補足
-pは再起動後も維持

設定状態を確認するには以下のコマンドを実行
route print

上記設定を解除するには以下のコマンドを実行
route delete 192.168.22.0

NVR500で構築したVPN環境で内線転送し通話料無料化

確認:2018年10月

NVR500+フレッツVPNワイドでのVPN環境構築の回線を利用し、センター側の内線設備から、NVR500のカスケード接続機能を用いて拠点に内線番号を割り当て、センターと拠点間を内線でつないで外線通話料の無料化を目指したメモ。

実際にはPBXからNVR500の受話がうまく動作せず、センター側のNVR500は1台で、2つの拠点からセンター側への発信のみ(同時に2拠点では使用不可)での運用で構築。これでも拠点側からセンターへの通話料は無料化でき、かつセンターの任意の相手へ直接接続できるため利便性も上がった。

■センター側接続
割当てたい番号の内線電話配線をNVR500のLINEへ接続
※上部真中のスイッチはLINE

■拠点側接続
内線用電話機をNVR500のTEL1へ接続

■センター側NVR500設定
電話の設定 → アナログ回線の設定 → アナログ回線の基本設定
アナログ回線の使用:使用する
回線種別:内線設備に合わせる
その他:適宜

電話の設定 → TELの共通設定 → カスケード接続(機器間アナログ通話)の設定
モードの設定:アナログ親機
機器番号の設定:親機→1 子機→必要に応じて拠点NVR500のIPアドレスと機器番号(今回は2と3を使用)を設定
アナログ子機の接続制限:許可する

■拠点側NVR500設定
電話の設定 → TELの共通設定 → 基本設定
使用制限 ISDN回線、アナログ回線:発信、着信で使用
その他:適宜

電話の設定 → TELの共通設定 → カスケード接続(機器間アナログ通話)の設定
モードの設定:アナログ子機
通信可能なアナログ親機:IPアドレス センター側NVR500のIPアドレス