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NVR500 + フレッツVPNワイドでのVPN環境構築

確認:2018年10月

ルーター:YAMAHA NVR500
回線:フレッツVPNワイド
を用いて構築したVPN環境の設定方法をメモ。

■構築環境
センター
ネットワークアドレス:192.168.11.0/24
GWルーター:192.168.11.254
VPNルーター:192.168.11.253

拠点1
ネットワークアドレス:192.168.12.0/24
VPNルーター:192.168.12.254

拠点2
ネットワークアドレス:192.168.13.0/24
VPNルーター:192.168.13.254

※拠点からのインターネット接続はセンターのGWルーター経由

■各VPNルーターのLANの設定を適宜実施
センターVPNルーターはデフォルトGWがGUIで設定できないので、詳細設定と情報 → コマンドの実行と進み以下を設定
ip route default gateway 192.168.11.254

■各VPNルーターのプロバイダ設定
『PPPoEを用いる端末型ブロードバンド接続(フレッツ 光ネクスト、Bフレッツなど)』
設定名:任意
ユーザーID、接続パスワード:VPNワイドの指定内容
MTU:自動
キープアライブ:使用する
DNS:環境に合わせて設定
宛先アドレス:その他 VPNワイドで割り当てられるIPアドレス範囲を指定
例:東日本192.168.100.0/24 東日本192.168.101.0/24 東西接続192.168.100.0/23

■センターVPN接続設定 拠点1向け
『IPIPトンネルを使用したネットワーク型LAN間接続』
設定名:任意
接続先のIPドレス:拠点1 VPNワイドの割当アドレス(東日本の例192.168.100.2)
接続プロバイダ:1
キープアライブ:使用する
経路情報:その他の経路 192.168.12.0/24

■センターVPN接続設定 拠点2向け
『IPIPトンネルを使用したネットワーク型LAN間接続』
接続先のIPドレス:拠点2 VPNワイドの割当アドレス(東日本の例192.168.100.3)
経路情報:その他の経路 192.168.13.0/24
その他同上

■拠点VPN接続設定 センター向け
『IPIPトンネルを使用したネットワーク型LAN間接続』
設定名:任意
接続先のIPドレス:センターVPNワイドの割当アドレス(東日本の例192.168.100.1)
接続プロバイダ:1
キープアライブ:使用する
経路情報:デフォルト経路、その他の経路 192.168.11.0/24

※センターのGWルーターに拠点向けのルーティング情報追加
ip route 192.168.12.0/24 gateway 192.168.11.253
ip route 192.168.13.0/24 gateway 192.168.11.253

NVR500でDHCPのリース時間を設定する方法

確認:2018年9月

YAMAHAのルーター NVR500 が便利でよく使用しますが、DHCPサーバーとして使用した際、簡単設定ページからはリース時間の設定ができず、標準で72時間となっています。これを変更する手順をメモ。

①簡単設定ページの「詳細の設定と情報」→「LANの設定」から識別番号、範囲、マスクを設定する。

②簡単設定ページの「詳細の設定と情報」→「本製品の全設定(config)のレポート作成」から設定情報を表示し、dhcp scope と書かれた行を探す。
※標準では dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24

③この行を選択してコピー

④簡単設定ページの「詳細の設定と情報」→「コマンドの実行」と進み、先ほどコピーした行を貼り付け。

⑤上記の後にスペースを入力して以下を追加
expire hh:mm maxexpire hh:mm
※hh:mmは時:分 12時間の場合12:00

⑥設定の確定をクリック

識別されていないネットワークが追加されてインターネットに接続できない

確認:Windows7、10 2017年6月

ネットワークと共有センターのアクティブなネットワークの表示に設定済ネットワークに加え「識別されていないネットワーク」が追加されてインターネットに接続できない場合の対処法。

①デバイスマネージャーを起動
・コントロールパネル → ハードウェアとサウンド内
・エクスプローラー起動 → コンピューター(PC)右クリック →プロパティ

②ネットワークアダプター以下の該当デバイスを右クリック
→Windows7:削除 Windows10:デバイスのアンインストール
→OKクリック

③PC再起動

よく使うサブネットマスク

よく使うサブネットマスクをメモ。

サブネットマスクとは、自分なりには同一ネットワークの範囲を表している物。

この範囲以外のIPアドレスへのアクセスは、ゲートウェイの外へ探しに行く?という解釈。

サブネットマスク IPアドレスの数 範囲例
/32 255.255.255.255 1
/30 255.255.255.252 4 192.168.1.0-192.168.1.3
/29 255.255.255.248 8 192.168.1.0-192.168.1.7
/28 255.255.255.240 16 192.168.1.0-192.168.1.15
/25 255.255.255.128 128 192.168.1.0-192.168.1.127
/24 255.255.255.0 256 192.168.1.0-192.168.1.255
/16 255.255.0.0 65536 172.18.0.0-172.18.255.255

ネットワーク内に設置する機器へは、

最初のアドレス:ネットワークアドレス
(上記例 /24 では 192.168.1.0)

最後のアドレス:ブロードキャストアドレス
(上記例 /2 4では 192.168.1.255)
は割当てできない。

ネットワークにならない /32 は特定の1つのIPアドレスを指し、ルーターの設定等で使用する。